ドールズフロントライン(以下:ドルフロ)は2015年から中国で始まり台湾版、韓国版、英語圏版で展開されついに日本にも来たソシャゲだ。
ゲームのシステムはいわゆる「艦これフォロワー」だ。
キャラ(本作では:人形と呼ばれる)の入手は課金やステージクリアで手に入る「魔法石」などによるガチャではなく、時間経過や部隊をおつかいに出すことで得られる資材を好きな数だけ投入して得られる「建造」から得る。
この資材や他のアイテムは戦闘やその後の修理になどにさまざまなアクションに使うのでいかに資材を稼ぎ、節約してレベリングするかがこのゲームの肝の一つだ。
このリソース面はほぼ艦これと同じだが大きく違うのが人形の強化や戦闘における運要素を抑えてマジメなヤツが勝つように焦点を当てているところだ。
人生でSSRを引いたことのない君でも大丈夫
まず特徴的なのが低レアでもストーリー攻略で十分活躍できるが序盤に高レアばかり育てると攻略を詰むというものだ。
具体的に説明していこう。
ドルフロにおいて一定レベルごとに編成拡大という強化ができる。
編成拡大してない高レアよりも編成拡大した低レアの方が何倍も強くて実用的なために無視できない要素だ。
編成拡大を行うには重複した人形を消費するか代わりに「代用コア」というアイテムを使用する。
低レアはたくさん手に入るので編成拡大しやすい一方で高レアは重複しにくい上に代用コアの消費量が低レアより膨大にかかる。
代用コアの入手は高レア人形を解体するかデイリー、ウィークリーの任務で少しつづしか集まらないので高レアを育てたいときは今後の方針を含め慎重に決める必要がある。
強力な高レアが手に入らなくても任務で手に入るM14やスコーピオンといった低レアなのに下手な高レアより強い人形が複数手に入ることやM4A1といった扱いやすく強力な高レアがストーリー上で手に入るので建造の運が悪くて進められないということはない。
またバフなどのシナジーを込みで見るといわばTier1などに相当する低レアが序盤から入手できるものが混ざっているので「俺でもイケるんじゃない!?」といった機会均等感が本作は絶妙だ。
もちろん高レアは最終的なステータスが高いので来たら後の攻略や手持ちの人形との相性を考えつつ育成する楽しみもある。
まとめると低レアを育てて、好きな高レアをじっくり待ちつつストーリー進行で得たキャラでどんどん進められる。
反省しやすい戦闘システム
ゲームの進行は艦これの *1羅針盤のように運ではなく自分で方向を決めることができる。
敵部隊は序盤からかなり強いが自分の部隊の得意な相手と戦ったり、直接ボスと戦わなくても包囲して制圧したり、フレンドに任せて自分は防衛に徹するなど作戦が取れる。
戦闘において命中率の概念はあるがリアルタイムで銃をバンバン撃ちまくるのである程度の確率は平均化されていくので実力に差があればすぐ目につく。
試行回数でどうにかなるわけではない分、素直に鍛え直して再戦すべきか作戦変更すべきという判断がつけやすい。
自分の実力がわかればそれだけ作戦も立てやすくなり、レベリングのし甲斐もあるというものだ。
まとめ
ストーリー攻略において「ガチャ、戦闘の運が無いからダメだった」の原因になる要素を限りなく削ぎ落としてマジメに節約してレベリングするほど結果に反映されるゲームだ。
それでいて雑に進めても同じにならないように楽しみとして建造による高レアの価値を持たせるやり方はかなりうまく出来ている。
戦闘がほぼオートなので移動中のレベリングが楽なのも相まって本作は
「スマホゲーはガチャで騒ぐよりはヒマなときにちまちまレベリングしてそれが報われたい」
という人にうってつけだ。
他にも個性的な人形のかわいい会話のやりとりとは裏腹に軍事アンドロイドとしてのハードでドライな物語が展開されるなども魅力の一つだ。
なにかと運に見放されたと思っているいる人やハードなミリタリー好きも硝煙がたちこめるドルフロの世界で勝利をつかむのはいかがだろうか。
余談
今回は紹介の記事だが攻略の情報やどんなゲームかもっと知りたい人は中国や韓国の優しい指揮官が日本語でYoutubeに動画を上げていることもあるので日本の情報が出回るまでの間はYoutubeに頼ったほうが手早いだろう。谢谢您!감사합니다!
概要、序盤攻略のおすすめ動画はこれ。