ゲームブンセキ

ゲームの感想、分析、そしてリスペクト

SiNiSitar シニシスタ:超マジメな2DエロACTは3時間で40回以上は興奮できる。

※本作は18禁ゲームであり、ハードな暴力描写、虫などを含めた性描写のある作品です。記事には過激な画像の添付はありませんが購入や閲覧には十分ご注意下さい。


紳士の花園、DLSiteには2DエロACTという花壇がある。
敵に捕まるとレバガチャで抜けたり、負けるとヘンタイな目にあったりするACTだ。
その花壇から蜜や花粉をせっせと集めた黄金の蜂蜜のようなゲームがSiNiSitar(シニシスタ)だ。

 

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主人公に変わった操作や能力はなく、豊満なシスターが剣や弓で迫り来る敵を倒して先に進み続けるだけのシンプルなゲームだ。


本作は斬新なシステムがあるわけではない。
カスタマイズが豊富とか、やりこみがあるというわけでもない。
2DエロACTにおいても非常に古典的な印象だ。

 

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これだけ覚えていればこのゲームのすべてを満喫できる。

だが約2〜3時間のプレイ時間、その全てがあまりにも濃いのだ。
濃さの秘訣はエリアの短さにある。

 

短く!テンポよく!出し惜しみなく!

本作はエリアを遷移すればほぼ必ず初見の敵が現れる。
エロACTにおける新しい敵の出現はギャルゲーでいうCG解放にあたる喜びだ。
つまり次の敵が見たいというモチベーションが常に絶えない構造になっている。

 
敵はシンプルな行動が多く、対策もすぐわかるようになっているため初見の敵が次々出てきても詰まりにくい。
だが決して雑な攻撃をしてくるわけでもない、絶妙な調節になっている。
もし負けたとしても距離が短いのですぐ再挑戦できるのも一つのエリアが短いことの利点だ。


緻密なドットも素晴らしく、敵や背景に至るまでダークで汚らしい雰囲気を絶やさない。
バラエティ豊かで飽きない、常に新鮮さがつづくという贅沢で官能的な体験ができる。

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7ステージあるうち、エリアは41あるので40回は期待に胸を膨らませられる。
3時間で40回も期待が持てる作品…なかなかお目にかかれないことがわかるだろう。

 
どんなゲームも目新しさがなく使いまわしばかり見ていると
「何やってんだ、オレ?」と紳士から賢者になってしまうことも
しばしば起こるが本作には一切ない。
気がつけば興奮したまま駆け抜けてEDを眺めていた。

本作は丁寧さとサービス精神によって、
ひどい目にあう巨乳シスターを見ながら
君は「まごころ」のようなものさえ感じられるだろう。