キャラメイク。それはときに100時間以上の付き合いになる自分の分身を作る作業。
もしかしたらゲーム本編よりキャラメイクのほうが楽しいということもあるだろう。
技術の進歩によってキャラメイクはより細かなパラメータを設定できるようになり多様なキャラを作れるようになった反面、複雑になってためにバランスが崩れやすくなりがちだ。
またバランスを整えるために設定すべき項目とその把握でだけで膨大な時間がかかってしまうことだろう。
○原因
まずキャラメイクにおいてバランスが崩れる原因として以下の例が上げられる。
- 頭の中にあるイメージは意外とぼんやりしているので作っている最中に変わってしまう。
- 細かな調節項目があるので多様な設定ができる分、「お尻を大きくしたら太ももが小さくなりすぎた」
- 「今度は肩幅が合わなくなった」などあちらを立てればこちらが立たずな状態に陥りやすい。
- 「女性は男性より骨盤が広い」「子供はイカ腹になる」などの身体的特徴を知らない。
これらの問題を解決するのに知識と経験だけで完璧に仕上げようとすると美術解剖学の本に匹敵する内容になってしまう。
そこで今回はあらゆるゲームのキャラメイクでごく簡単に作るコツを紹介したい。この記事の画像ではVカツを中心に使っているが他のゲームでも活用できる方法だ。
それはズバリ、理想の体型をのグラビアを探してそれを参考にキャラメイクを行うことだ。
○やりかた
方法は単純だ。参考等するべきグラビアを画像検索で探し、気に入ったグラビアアイドルの名前がわかればその名前で改めて画像検索する。それを参考にキャラメイクをするだけだ。
検索ワードは「グラビア 巨乳」とかスリーサイズとか具体的なワードを入れるとさらによい。
グラビアを参考資料を用意することで頭の中のぼんやりしたイメージではなく目で比較しながらキャラメイクができるので完成形とのブレが出にくい。
体型を調節しているときに「グラマラスじゃなくてただ太って見えるのは身長が足りないからだ」など、どこを調整すればよくなるのかの確認がしやすくなる。
自分が作りたい体型のみ調べればいいので人間の身体的特徴についての知識が必須ではなくなるといいことずくめだ。
あくまで参考として使うものなので完璧に落とし込めなくてもよい。むしろキャラメイクするゲームのモデルや世界観によってはそのままリアルな造形よりオーバーな表現にアレンジしたほうが映えることも多い。「参考にしたグラビアの体型に近づけたけどもう少し胸が大きい方がいい」
とか他に理想とする部分があればもちろんその理想に近づけて構わない。
その時にうまくアレンジが出来なくても参考にしたグラビアを元に直せば良い。
つまりアレコレいじった挙げ句バルーンアートみたいになったという事故を防ぐ効果もある。
ただし頭の形、顔のパーツは実写を見たまま真似すると顎が楕円になったり、目が異様に小さくなったりとまずゲームに合わないバランスになるのでデフォルトやサンプルを元に少しづつ変えることで破綻しないように調整しよう。
○理由
資料にグラビアを使用する理由はちゃんとある。
グラビアは露出が高く、写真のクォリティが高く、全身の映ったものが多い。
(水着の格好になると水着の上下を写すことが多くなるため)
その上多様な体型が多くてあらゆる検索ワードでヒットする上に名前で検索し直すと同じ人物のさまざま角度の写真が見られるからだ。
これらの理由に合致しているなら比較的薄着で全身が映るスポーツ選手、レースクイーンや3Dのゲームキャラなどでも十分活用できるだろう。
男性のキャラメイクを行うときはスポーツ選手を参考するのもいいだろう。
またスポーツ選手のほうがグラビアよりも足先まで映っていることが多いのでうまくイメージにあわないと思ったらそっちも検討しよう。
またスポーツ選手のほうがグラビアよりも足先まで映っていることが多いのでうまくイメージにあわないと思ったらそっちも検討しよう。
2Dのイラストを参考するのも手だがイラストは極端な遠近感があったり、どうパラメータを調整すれば似せられるか難しい体型の表現も多いため基準となる体型のグラビアと並行して資料を用意したい。
○その他のコツ
他にもキャラメイク中にバランスを取るためのコツを挙げておきたい。
・頭の大きさ身長からつくる
いわいる頭身の設定。同じ身長でも頭が小さいとが年齢高く、逆に頭が大きいと年齢が低く見える。この設定による印象は大きく変わるため作りはじめのうちからがいい。
・カメラを離してつくる
編集中のパーツをズームしがちだができるだけ離れて見たほうがバランスが崩れたときに気づきやすい
・こまめにキャラを回して確認する。
真正面から見たときにうまく出来ても回り込むと平べったくなってたりなどが起こっていることもあるためこまめに回して確認する。
・陰影が強いライトや影の設定にする。
陰影が強いとパラメーターを変えた時大きさの変化がわかりやすくなる。「気づかないうちにデブになっていた」という状態を防ぎやすくなる。
Vカツの場合は初期設定で「深いくっきり影」というトゥーン的な設定になっているが編集中は「完全なめらか影」という設定を推奨する。
・ときどきポーズを棒立ちから変えて確認する
棒立ちのポーズは腕が胴体の横に添えられているのでポーズを変えた時の体格の印象が変わるので時々変えて確認するといい。
・体型の編集中は下着の布面積を減らして肌と同じ色にする
この記事でも使っている手法だ。
なので可能な限り全裸に見えるよう下着の布面積を減らして肌と同じ色にすることでこれを軽減する。
PSO2のスマートインナーと言う名のニプレス、前張りがあればいいのだが…
いかがだろうか。キャラメイクは今後遊ぶゲームを思いっきり楽しむための重要な場面。
もしこの記事がそんなキャラメイクにおいて役立てば幸いだ。